スクープ式発酵装置からロータリー式発酵装置へ入れ換え
先日、静岡県の養鶏場(採卵鶏)へ撹拌発酵装置を導入していただきました。
こちらの農場では、他社様のロータリー式撹拌発酵装置とスクープ式の発酵装置が稼働しておりました。
そのうちの、スクープ式発酵装置の老朽化が著しく、能力の低下も激しかったようです。
たい肥化能力の向上と、メンテナンス性の良さを求めて、弊社ロータリー式撹拌発酵装置への入れ替えを決めていただきました。
まずは撤去作業からスタートです。
弊社向けの発酵たい肥化レーンが立ち上がりました。
そしていよいよ、東邦式鶏ふん発酵装置の導入です。
大量処理、粒状化、そしてたい肥化が比較的早い、ロータリー式撹拌発酵装置GTR6000型です。
シンプルな作りが特徴の東邦式ですが、ふんに触れる部分はステンレス製として、耐久性を高めているのが特徴です。
また、目に見える、直感的なメンテナンス性を重視して設計しておりますので、導入後、万が一の故障、経年劣化による部品交換もお客様ご自身で対応可能となっております。
試運転後、たい肥舎にて1次発酵処理を行った鶏ふんを投入します。
鶏ふんの堆肥化において、水分調整後に堆積発酵(1次処理)を行うことは手間と時間と場所が必要ですが、発酵レーンでの発酵効率、機械の運転効率を良くするためにはお勧めする処理方法と言えます。
撹拌終了後、鶏ふんが粉砕され、空隙率が向上し、多くの酸素が供給されることで、発酵状態が整います。
この作業の連続によって、鶏ふんがたい肥化されていきます。
毎日3回程度、機械を運行して、3日も経つと粒状化が進んでいるのが確認できます。
鶏ふんの粒状化、より良いたい肥化を検討されている方は、是非、弊社までお問い合わせください。
環境設備課 目黒