食品残差の堆肥化、異物除去、サイズ選別

先日、大分県の堆肥生産者様へトロンメル篩（製品選別装置）を納品させていただきました。

トロンメル篩は、弊社の工場で完成させて、現地では簡単な組み立てのみとなります。

今回、2番目のコンベアは、お客様が所有されていたものを再利用させていただきました。

既存の施設、機器を利用しながらのご提案は、弊社の得意とする部分です。

原料供給ホッパーや、トロンメル篩のメッシュ部など、腐食のリスクが高い部分にはステンレスを使用しております。

原料供給ホッパーは、自然落下方式です。

故障のないシンプルな作りが、弊社の拘りですので、内部に撹拌棒等の仕組みは設けておりません。

堆肥の水分含有量が多い時や、粘性が高い時になどに、振動を発生して、コンベアへ落下するようになっております。

振動の発生は任意でオンオフできるようになっております。

組立が終わり、無負荷での試運転を終えたら、原料を投入します。

原料となる堆肥は、食品系の残差と剪定枝、チップなど混合して、数か月間、切り返しを行ったものです。

今回、トロンメル篩には約10ｍｍのメッシュを装着、選別いたしました。

製品となる堆肥は60％前後の歩留まりとなりました。

食品系の残差には、ポリ袋やプラスティック製品などが混入しやすのですが、綺麗に選別されていました。

異物、製品外となった部分は、戻し堆肥として水分調整材として再利用されるようです。

今回のお客様は、何年も簡易的な篩を自作して使用されていたようです。

それゆえ、堆肥選別の難しさを良く知り、苦労されておりました。

そんなお客様から、

「経験者が作ったものは、やっぱり違いますね！」

とのお言葉をいただけて、うれしい限りでございます。

 

弊社は新潟県にありますが、全国各地（沖縄県を除く）に納品実績を持っております。

うちは遠いからと遠慮なさらずに、是非、一度ご相談ください。

堆肥の発酵、乾燥、サイズ選別、袋詰めまで、たい肥作りに関するご提案はお任せください。

 

環境設備課　目黒