鶏ふん生産協力農場訪問
先日、岡山県倉敷市で生卵のパック詰めや玉子焼・玉子豆腐などの加工品作りを行なっている有限会社阪本鶏卵様を訪問させていただきました。
2011年に養鶏事業に参入、農場設立にあたり弊社の堆肥化プラントを導入していただきました。
以来、生産された鶏ふん堆肥は弊社が買取り、北陸地方を中心に販売させていただいております。
今回、訪問の目的の一つであったのが、鶏ふん堆肥の歩留まり向上(粒状化率)です。
現在、製品に対する粉の割合が増えているのは鶏舎から搬出されたふんが良く乾いていること、気候が暖かくなり発酵と乾燥のスピードが上がっていることが主な要因ですが、その対処方法などを鶏ふん担当の方を交えレクチャーさせていただきました。
また、ふん尿の移動の際に混入してしまう針金などの異物に対しても磁選機を取付させていただき、効果の検証をしていただくことになりました。
周辺地域、及び全国的な鶏ふんを取り巻く状況の情報交換するなかで、阪本専務からこんな言葉を頂戴しました。
「鶏ふんに困ったことはない」
「困るのは東邦さんの注文に応えることぐらい(笑)」
近隣への販売も好調で、今回の訪問でも農場内に鶏ふん在庫はほぼ無い状態でした。
岡山県はレイヤーの飼養羽数も多く、鶏ふん堆肥が余り気味の地域であり、ホームセンターに並ぶ鶏ふん堆肥は他県では考えられない驚くべき価格で売っております。
完全に鶏ふん堆肥の需要と供給のバランスが崩壊した地域において
「鶏ふん(の処分)に困ったことはない!」
と言ってくださることは、堆肥化プラントの設計に携わった私たちとしては、最高にありがたい言葉だと思いました。
今後も堆肥を使う方々のニーズの変化に対応しながら、より良き製品づくりのサポートをさせていただきますので宜しくお願い致します。
環境設備課 目黒
協力 有限会社阪本鶏卵 ホームページ