東邦実業株式会社

市場のニーズに合わせて発酵装置の入替 その3


発酵造粒の行程が終わりましたら、次は仕上げ乾燥工程です。

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こちらでは、天日乾燥機が2台稼働しておりましたが、今回の発酵造粒装置の更新によって堆肥化の能力が上がるために、天日乾燥機を1台増設されました。

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東邦式天日乾燥撹拌機TP-5010型です。

レーン幅5m、レーン長さ35m

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原料を敷き詰めて、オールインオールアウト方式で乾燥処理を行います。

ハウス上部には乾燥促進用の扇風機を設置しております。

写真のような天気の日が4日ほど続くと概ね15%前後の水分率まで乾燥させることが出来ます。

乾燥が終われば、次は製品サイズの選別工程です。

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2012年に導入していただきました、東邦式製品選別装置です。

乾燥させた鶏ふんを粉、粒、大粒に選別致します。

その後、袋詰めを行います。

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弊社ではニューロング工業株式会社の自動袋詰め装置をお勧めしております。

弊社の製品仕様にあった設定を行っていただいております。

このようにして、完成した鶏ふん堆肥は新潟、山形、福島と北陸東北地方へ出荷されていきます。

市場にニーズに合わせること、手間と時間が掛かってしまうことは否めません。

しかし、鶏ふん処理の本来の目的は「農場からふん尿を無くすこと」ですから、その為の手段として、ニーズにあった鶏ふん堆肥を生産することが肝心であります。

弊社では、創業依頼35年間、鶏ふん堆肥作りと、鶏ふん堆肥の販売に携わって来ました。

技術の大きな変化はありませんが、農場の皆様から教えていただいた経験を活かしシンプルな装置と、出来る限りの省力化をご提案することが出来ます。

5月に入りしばらくすると、堆肥の需要期も終わり、秋の需要期への準備期間となります。

この期間は市場のニーズに合わせ、農場からふん尿を無くす準備をするチャンスです。

農場から堆肥が無くならないとお悩みの方は是非弊社までご相談ください。

環境設備課 目黒

生活クラブたまご様発酵造粒装置の動画はこちら