東邦実業株式会社

鶏ふん堆肥のこれから その1


農林水産省が7/5に畜産統計を発表。

採卵鶏の成鶏羽数は平成28年2月1日現在で1億3451万羽9000羽とありました。

26年比で成鶏メスの飼養戸数は110戸減の2210戸、飼養羽数は106万3000羽増とあります。

数値だけみると個数が減り、羽数は横ばいと言うところでしょうか。

しかし私達、堆肥を扱う側の目線でみると、堆肥の生産量は変わらずとも

堆肥の生産場所が減り、局地的に堆肥の生産量が増えているという状況が浮き彫りになります。

つまり堆肥の供給過多のエリアが増えてきているという事です。

この事は私達が言うまでもなく、何より養鶏家の皆様が感じていることだと思います。

去年までは堆肥が売れていたのに、今年は売れなくなった!売れる量が減った!!そのような声を近年は多く聞くようになりました。

今後、鶏ふん堆肥の世界はどのようになっていくか?

これから数回に分けて、「採卵鶏業界」と「耕種農家の今後」、この両面を知る私達の目線で考えていきたいと思います。