足元にも工夫しています。
こんにちは。
前回のブログでは、たい肥製品選別の際の異物除去に関する工夫をご紹介しました。
今回はその前段階である、鶏ふんや豚ぷんなどの発酵処理で活躍する、畜ふん発酵装置…の足元についての工夫をお伝えしたいと思います。
足元、つまり畜ふん発酵装置の走行レールについてです。
弊社の畜ふん発酵装置は、養鶏場・養豚場などへ、お客様のご要望に寄り添い、様々なサイズや仕様のものをご提案しております。
その走行方式に関しては基本的に、レールの上を車輪で走るものです。
下の写真は直線発酵槽の両側の壁の上をレールが通っている様子です。
レールは専用の金具でコンクリにしっかりと固定されるので安定感はばっちり。
しかし、ここで満足しないのが東邦実業です。
ここからさらに「より長く」「より使い勝手よく」ご使用いただくにはどうすれば良いかを考えました。
その結果がこちら。
おわかりでしょうか?レールを固定している金具が壁の横の面まで延びています。
単純に固定力アップしただけ?と思われるかもしれませんが、実はこれ、コンクリの上にレールと金具が乗っているだけなんです。
というのも、あえて完全には固定せずにレールとコンクリの間に遊びを持たせることで、畜ふん発酵装置が運行する際の振動をレール部分が吸収し、発酵槽やレールなどへの負担がより軽減されるようにアップグレードしたのです。
ちなみにレール自体はコの字型の止め金具によって横滑りしないようになっているのでご安心を。
そのほか、コンクリの上に乗せるだけという施工の簡単さから、導入時や修理が必要になった際、コンクリに金具を固定するという作業が無くなりますので、その作業分のコストがかからなくなり、より経済的になったというのも良い点です。
いかがでしたでしょうか。
前回もお話ししましたが、弊社設備においては「お客様にとって本当に必要な設備とはどういったものなのか」を常に考え、機能や仕様の取捨選択を常に行い進化を続けています。
今後とも、お客様に合った様々なご提案が出来るよう努力して参りますので、よろしくお願いいたします。
環境設備課 遠間