20年目の発酵造粒装置
先日、2003年10月に発酵造粒装置を導入していただいた、お客様のところへ訪問いたしました。
島根県の養鶏場で稼働している、S245型です。
S245型は創業1981年の翌年から販売している、ベストセラー機です。
当時、主流でした開放鶏舎特有の、水分含有が多く粘性の強い鶏ふんを発酵造粒するのを得意としております。
20年という経過変化による変色や腐食はありますが、日頃から駆動チェーンやベアリング等に、グリスアップなどの基本的なメンテナンスをしっかりと行ってくださっていましたので、状態は大変良いものでした。
20年の稼働で、撹拌シャフトの爪取付ホルダーが脱落していましたので、部品を手配させていただきました。
現在の販売している機械は、撹拌シャフトをステンレス製にしておりますので、このようなことは起きません。
当時は鉄製でしたので、鶏ふんの撹拌作業による、摩耗と腐食の対策として
ホルダー部は消耗品とみなして、付け替えをしながら使用していただいておりました。
近年、重視されつつあるタイムパフォーマンスではなくて、コストパフォーマンス重視の時代の選択だったと思います。
点検を終えると、さらに10年、20年と使っていただける状態であることが確認できました。
今回の訪問で、導入の経緯を改めてお伺いしたところ、以下のようなお話を伺うことが出来ましたので紹介致します。
~お客様の声~
当時、お付き合いがあった千葉県の養鶏場で、東邦実業の機械を見させてもらいました。
その時、他メーカーさんの機械も稼働していたのですが、東邦実業の方が完成度が高いと言われて導入を決めました。
実際に20年使ってみて、そのお話に間違いがなかったと実感しています。
今までの故障は、運転制御用のリミットスイッチが故障したのと油圧シリンダーのパッキン交換ぐらいです。
その際も、東邦実業さんに電話すると的確なサポートをしていただき、すぐに原因の解明と修理が出来ました。
島根県松江市 安達養鶏場 安達様より
頻繁に、また簡単にお邪魔できないエリアのお客様が満足してくださっている。
本当に嬉しいお話を伺うことが出来ました。
これからも、弊社のコンセプトの一つである。
『お客様が、すぐに故障を修復できる』
これを突き詰めた機械へと改良を加え続けたいと思います。
長く使いたい、手を煩わせないふん尿処理をお望みの方は、是非、弊社までお問合せください。
環境設備課 目黒