市場のニーズに合わせて発酵装置の入替 その2
いよいよ粒状鶏ふん生産の為の原料の投入です。
発酵レーン入口にて、高床鶏舎から除ふんした水分の多いふんを、水分調整用の乾ふんと混ぜます。
この際、サンドイッチするように重ねるだけで、あとは機械がムラなく撹拌します。
一回撹拌すると、全体に水分が行きわたり、少し湿った感じになります。
弊社の発酵造粒装置は発酵条件と乾燥条件をバランスさせるために
撹拌後に二つの山が出来るように設計しております。
次の写真からは一日一日の鶏ふんの変化を撮影しました。
生活クラブたまご様では1日あたり約3回運転で、堆肥の移動量は約4mです。
2日経過
3日経過
4日経過 団粒化と共に発酵温度も高くなってきます。
5日経過 発酵温度は65℃から70℃です。
6日経過
7日経過
8日経過 団粒化がさらに進み細粒化してきました
9日経過
10日経過 コロコロした粒状になりました
この地点で約40mのレーンを使用しております。
生活クラブたまご様では80mのレーンがございますが、実使用は60m程度
15日間前後で発酵堆肥化の行程を終える予定です。
あと5日ほど、撹拌発酵を継続していくと粒径も小さくなり、乾燥も良くなってくると思われます。
その後、仕上げ乾燥として天日乾燥を行います。
参考までに弊社発酵造粒装置の導入前の状態ですが・・・
下の画像、奥側が原料の投入側、手前が製品側です。
約20日経過した状態で、粒状化の差が一目瞭然です。
次回、シリーズ最終その3に続きます。